2007年12月31日

SL紅白の意義 その1


 ちょっと遅くなりましたが、26日に行われたSL紅白について、思うところが結構あったので書いておこうと思います。超長文なので、3つに分けました。しばしお付き合いいただければ幸いです。

 写真はSL紅白楽屋
SL紅白の意義 その1

イベント概略

 今回の紅白はLucyが知っている日本シムの範囲内では最も大きなイベントでした。参加ミュージシャンは16組、これだけでもかなりの人数になることから、ミュージシャンが立つステージと観客席はそれぞれ別のシムに建設、普通のチャットではお互いに声が届かないので、しゃべると自動的にShoutに変換するマイクを設置してのパフォーマンスとなりました。なお、シムの境界線を挟んでのイベントでも、カメラを動かせばミュージシャンアバターの顔もはっきり見える状態であり、別シムでやっているという感覚はあまりありませんでしたね。

 Plastic Soul Bandはメンバーの都合がつかなかったため、Lucyが名代でパネル展示をしながら曲を流すという参加形態でしたが、それでも観客のみなさんからたくさんの声援を頂いたし、審査員の方からは暖かいコメントをいただいて、大感激でした。代理で参加したLucyでさえそのような充実感があったのですから、実際に演奏された方々はまた格別の思いがあったものと思います。

400人を越えた視聴者

 さて、今回のイベントではいろいろと画期的な動きがあったのですが、まずは、参加人数について。紅白につきものの、紅組白組対決の投票ですが、これに投票した人が約200人。そして、映像中継用のサーバーを提供してくださったデジハリのIn Yan先生から、詳細な分析は後日になるが、少なくとも300名が映像を見たと思われる、とのご連絡。さらに、実際にシムに来て参加した人、見た人の合計は、約130人(分析したmarchさんのblogはこちら)。全部合わせるとどう少なく見積もっても400人は見た、ということになります。

 イベントをやって、ただ人数を稼げばいい、ということではありませんが、セカンドライフでイベントをやってもシムの人数制限が100人では意味がない、と世間で言われている批判に一石を投じるものとして、一つの大きな実績になったと思うんですね。まず、物理的に、これだけの人がリアルタイムでイベント参加を共有することが可能である、ということがわかったわけですから。

 そしてこの数字が持つもう一つの意味は、「これだけの人数を引きつける、魅力的なイベントを実施するのが可能だった」ということです。さらに、これは一人暮らしの人が無言でテレビを見ているのとは違い、ほとんどの人が「誰かと一緒に」見ていた、ということも大きな意味がありますね。みんなで感想を言ったり、笑ったり、観客席にいた人はミュージシャンに合いの手を入れたりしながら、おもしろがってくれた。だからこそ、200人の投票があったのではないかと思うのです。わたしは、この投票の200という数字に正直、とてもびっくりしました。テレビの紅白もそうだけど、別に紅組が勝っても、白組が勝ってもどうでもいいことでw 参加者が戦いに熱くなっているわけでもなく、投票した人がなんかもらえるわけでもないのに、200人の人が投票した、、これは、みんながイベント参加意識を持ってくれたし、「こっちがよかったなー」と評価できるほど一応真剣に見てくれた結果だと思うのです。

 また、後日、紅白を見て、自分もあんなことをやってみたい、できたらいいな、と思った、という人もいたし、セカンドライフで「真剣に遊ぶ」という雰囲気がかなり広がったということにも、大きな意義があったと思います。

 この回、ここまで。次回は大規模イベント成功のカギ、について書いてみます。



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この記事へのコメント
ブログのほうにコメントありがとうございました!
出演者の方にコメントしていただけるなんて感激です。

皆さんそれぞれ趣向を凝らした演出や、いろんなハプニングもあって、とても楽しく見ていましたよ~
中継SIMの観客席では、出演者に対して「かわいぃー」「プロでもやっていけるんじゃない?」、「音聞こえない><」などといった普段家でテレビを見ているときの、つぶやきのようなチャットに対して、少しずつ周りの人が相槌を打ったりして、観客席側の一体感もホンワカした感じでありました。
同じ会場に入れなくても、チャットの内容や、せめてそのログを出演者の方にお送りできればよかったのにと思います。

今度LucyさんのDJ聞きに行きますねー(^O^)
Posted by YukiYuki at 2008年01月02日 23:22
→Yukiさん
 コメントありがとうございました!そっかー、中継simの観客席でも盛り上がってたんですねえ。感激です!
 Lucy DJでもプラソルの曲をかけますので、遊びに来てくださいね!
Posted by Lucy Takakura at 2008年01月03日 14:03
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